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コミュニティFM大分析 #28【医療・福祉に関するコミュニティFMの番組】

  • koshibatakashi
  • 9 時間前
  • 読了時間: 5分

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こんにちは。「コミュニティFM大図鑑」のコシバです。


コシバが長年調査・収集した情報を分析して、目黒先生の解説と共に紹介していく「コミュニティFM大分析」。


2025年11月30日放送の「サンデー防災Open Lab.」では、コミュニティFMで放送している医療・福祉に関する番組をご紹介しました。


高齢化社会の日本で、医療や福祉に対する関心は一昔前より高まっています。メディアでも医療や福祉の話題が以前より増えてきていると思います。2020年のコロナ禍でその傾向がより強くなりました。


地域のコミュニティFMもシニアのリスナーが多く、それに対応して医療や福祉に関する番組やコーナーがある局も少なくありません。


今回はそんな医療・福祉に関するコミュニティFMの番組の中で、地域やそこに住む方々の特性に合わせたものを独自に選んでみました。

 


■ワースト脱出へ、大学病院の診療科が総登場


ぎのわんシティFM(沖縄県宜野湾市)『メディカルインフォメーション琉大病院』

 

まずは沖縄県宜野湾市のぎのわんシティFMから、毎週金曜の朝9時半に放送している『メディカルインフォメーション琉大病院』をご紹介します。


この番組はタイトルの通り、宜野湾市にある琉球大学病院が提供する番組ですが、大学病院がスポンサーになるのは放送業界では珍しいそうです。


この番組がスタートしたきっかけは、宜野湾市が特定健康診査(メタボリックシンドロームの予防・重症化予防を目的とした、40歳から74歳までの健康診査)の受診率が著しく低かったことでした。


2016年度に沖縄県内の自治体でワーストになったため、市民に病院を身近に感じてもらうことで、検診に対する意識を変えようと、ぎのわんシティFMが琉球大学病院と提携して、2016年11月に『メディカルインフォメーション琉大病院』が始まりました。


番組では大学病院にある21の診療科の先生が順番に出演して、診療や病気のことについてわかりやすく解説しています。


こういった取り組みなどが功を奏し、宜野湾市の受診率は2022年度に県全体の平均を上回ったそうです。すべての診療科の先生が出演する放送はすでに5巡目になっています。




■ユーモアも交えて介護のリアルとあるあるを伝える


YES-fmのサテライトスタジオ
YES-fmのサテライトスタジオ

YES-fm(大阪府大阪市中央区)『Seitoso Grand;ma チャンネル』

 

続いては大阪から。大阪府大阪市中央区のYES-fmで毎週土曜夜11時から放送している『Seitoso Grand;ma(セイトソウ グランマ)チャンネル』をご紹介します。


これは2020年秋に始まった、大阪市の都島区にある特別養護老人ホーム・青都荘の「チーム・グランマ」のメンバーが出演している番組で、施設長である「ボス」こと宮本まやさんのほか、「ジョニー・ジッポ」「ジョー・ヤブーキー」など、有名人の名前を捻った名前で施設のメンバーが出演しています。


ボスは、介護職の「きつい・汚い・危険・給料が安い」の4Kと言われるマイナスイメージを変えるために、この番組を始めたそうです。


そのため、介護の厳しさもストレートに話す反面、面白さや楽しさという側面にもスポットを当てて、介護職あるあるなど大阪らしいユーモアも交えながら、明るい雰囲気で現場の生の声を発信しています。


時間帯が夜11時なのは、夜勤中の人にも聞いてもらいたかったからだそうです。


また、『Seitoso Grand;ma チャンネル』は家族で介護する人の孤立を防ぎたいという思いもあり、リスナーからの介護の悩みなどに本音で真摯に答えて、少しでも心の癒しになればと考えています。


実際に介護をしている方がこのトークを聴いて共感し、心が少し軽くなったという反響も寄せられています。




■アーケード街の中にある病院から公開生放送


Kappa FM
Kappa FM

Kappa FM(熊本県八代市)『ワイワイ編集局』

 

最後は熊本県八代市のKappa FMです。こちらは平日朝11時から午後1時までのワイド番組『ワイワイ編集局』をご紹介したいと思います。


『ワイワイ編集局』は2021年7月から毎月第2・第4木曜に、市内にある桜十字八代リハビリテーション病院で生放送をしています。病院内から放送しているといえば、NHKのサンドウィッチマンの『病院ラジオ』のように、ちょっと閉じた空間の中でやっていそうなイメージですよね?


しかし、桜十字八代リハビリテーション病院は、全国的にも珍しいアーケード街に面した場所にあり、スタジオも1階の畳とちゃぶ台が置かれたお茶の間のような場所に置き、外からでもガラス越しに放送の様子が見られる「公開生放送」となっています。


これは桜十字とKappa FMが、コロナ禍で活気を失っている地域の現状に対し、病院のもつ知識や場所を活用して、人との交流やまちの活気につながればという意図が込められています。


『ワイワイ編集局』の中では、桜十字のオリジナル番組『聴くくすり』を放送しています。桜十字の医療スタッフや入院中の患者さんが出演して、医療スタッフにはリスナーからの質問に答えているほか、患者さんには病気になって初めて感じたことや、家族に向けたメッセージなどをインタビューしています。


病院がただ医療の情報を発信するだけでなく、公開生放送で地域活性化を図るというのは、面白い試みだと思いました。



 

ということで、今回は医療・福祉に関するコミュニティFMの番組を3つご紹介しました。


コミュニティFMは専門の方が自分の分野のことを直接話すという特徴がありますが、医療や福祉の分野も同じで、マイクの前で話すことで内容に説得力を持ち、インターネットにあふれる情報に流されず、正しい情報を伝えることができます。


今回ご紹介した3つの番組は、その情報を伝えるだけでなく、病院や病気への抵抗感や不安と、介護者のストレスを少しでも和らげたいという思いをもって放送しています。


寄り添うメディアであるラジオは、最近では不安を和らげるケアの効果も見直されています。こうした番組が今後もっと増えていくといいなと思いました。


3つの番組とも、アーカイブをユーチューブで配信しています。なお、Kappa FMは『聴くくすり』の部分のみです。



ご覧頂き、ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。



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