コミュニティFM大分析 #1【防災面で印象に残る局】
- koshibatakashi
- 2024年12月12日
- 読了時間: 3分
更新日:3月2日

こんにちは、「コミュニティFM大図鑑」のコシバタカシです。
更新が亀のように遅いですが、ごゆるりとお付き合い頂ければと思います。
今回は番組初出演となった、2023年1月1日放送の「サンデー防災Open.Lab」から。コシバとコミュニティFMの関わり、防災面で印象に残った局について話しました。
■コミュニティFMにはまったきっかけ
私が大学生のときに、地元にエフエム多摩G-WINDというコミュニティFM局が開局して、コミュニティFMのことを知りました。
翌年、北海道に旅行に行った際に旭川市のFMりべーると函館市のFMいるかを訪れましたが、どちらも番組内容がとても面白く、今まで知らなかった世界を見た気がして、以降全国各地のコミュニティFM局を訪れるようになりました。
各局を回りだした1990年代後半はネットの草創期で、公式サイトのない局も多く、個人サイトも駆使して必死に情報を集めていた記憶があります。
■防災面で印象に残る局
・H@!FM(はっとエフエム)(宮城県登米市)
H@!FMは開局した翌年に東日本大震災が発生しました。スタジオが被災しましたが、幸い放送は継続することができました。当時、宮城県北部で情報を発信していた媒体がほかになく、とても重宝されそうです。
・FMラヂオバリバリ(愛媛県今治市)
150人のボランティアスタッフが参加して、番組を製作したり、自分の住む地域の情報を提供しています。島嶼部にも放送エリアが広がったので、緊急時はその地域に住むボランティアが情報提供をしているほか、アマチュア無線クラブも持っています。
・FM HOT 839(神奈川県相模原市中央区)
相模原市で震度4以上の地震が起きた際に、防災スピーカーの内容がそのまま流れる緊急情報提供システムや、AIアナウンサーなどを整備しています。また、災害時の交通規制に備えて自転車もあるのが特徴的です。

・FMわっぴ~(北海道稚内市)
FMわっぴ~が入る建物(生涯学習総合支援センター)は災害時に稚内市役所が被災した際、災害対策本部としての使用が想定されており、予備の送信器も置いています。また、事務所内に大型の非常用電源を備えていて、15時間稼働するようになっています。
・FMとよみ(沖縄県豊見城市)
2021年に豊見城市役所内に本社スタジオが移転して、行政と緊密な連携が取れるようになりました。市役所は免震構造で非常用電源も備えていて、防災レベルの高い場所にあります。FMとよみは市役所内のコンビニも経営していて、社長が自ら調理して料理を提供しています。災害時にはコンビニの商品を市民に無償で提供するそうです。
■あなたにとって防災とは?
コミュニティFMは昨年(2022年)30周年を迎えました。コミュニティFMはいざというときに命を救うメディアです。普段から聞いて応援してほしいと思います。
防災とは、「少しでも命が助かる確率を高めるツール」です。
ご覧頂き、ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。


















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