コミュニティFM大分析 #4【三セク・純民間・NPOのコミュニティFM】
- koshibatakashi
- 1月20日
- 読了時間: 2分
更新日:3月2日

こんにちは。「コミュニティFM大図鑑」のコシバです。
コシバが長年調査・収集した情報を分析して、目黒先生の解説と共に紹介していく「コミュニティFM大分析」。
2023年6月25日の「サンデー防災Open.Lab」では、前回に続いてコミュニティFMの運営形態について分析。第三セクター、純民間、NPOの「三大運営形態」についてさらに深掘りをしました。
■三大運営形態の局数推移

グラフの通り、当初は三セクの局が多かったのですが、2001年頃からそのペースが頭打ちになり、順調に局数を増やしてきた純民間と2006年に逆転しました。
2003年に初めて登場したNPOも着実に数を増やしていますが、2017年頃からはほぼ横ばいになっています。
■三大運営形態の各種比率
今度は三大運営形態について、人口と面積という視点から見てみました。

各自治体の人口ごとの比率で見ると10万人以上が過半数を占めていますが、実は人口10万人以上の自治体は全体では約15%しかありません。つまり、人口の多い自治体にCFMが集中しているとも言えます。
その中でも、人口が多い自治体に三セクが多い傾向があります。逆に、NPO法人は5万人未満の自治体が過半数を占めています。

面積ごとで見ると、自治体の大きさが小さなところに純民間の局が多い傾向があります。
なお、これは単純にCFMがある自治体の面積を基に出しています。実際は当該自治体を完全にカバーしていない局や、逆に周辺の自治体もカバーしている局もあるため、面積と放送エリアの関係についてはさらに精査した方が良いことを付け加えておきます。
こうしてグラフにすると傾向が出てくる面白く、そこからまた新たな疑問がわいたりします。それを解決していくのが分析であると、目黒先生はおっしゃっていました。
ご覧頂き、ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

Comments